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薬剤師・杉本 忠嗣が考える薬と体、世界情勢のこと(ブログ)

小林製薬サプリ紅麹(8):青かび由来プルルベ酸混入の経緯「中間報告」後、死亡者数76名?急増も。

2024-06-29
機能性表示食品には、国の審査はありません!
日経(2024年6/29)静岡
毎日(2024年6/29)
毎日(2024年6/29)武見厚労相
毎日(2024年6/29)
読売20240620
静岡(2024年7/1)日腎
研究は更に進み、後継のモナコリンK(プラバスタチン)へ続いた♬
死亡5名がどうも、危うくなってきた??
当局が主導で精査する方向らしい。
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●新たに76件の死亡例‐武見厚労相、紅麹問題「極めて遺憾」
2024年07月03日 (水)
 武見敬三厚生労働相は6月28日、小林製薬の紅麹含有製品による健康被害問題について記者会見し、新たに遺族から同社に死亡事例が170件報告されたことを明らかにした。
同社が報告をしなかったことに対して「極めて遺憾」として、170件のうち製品を摂取していない事例、因果関係がなかった事例を除いた76件に関する医療機関への照会と分析については厚労省が詳細に指示を出し、進捗管理も行うとした。
 小林製薬は3月29日までに5件の死亡事例を報告しており、その後も死亡者数、入院・治療者数、医療機関受診者数など健康被害情報を厚労省に毎日報告することになっていたが、死亡者数の更新がなく、6月13日にも報告せず、翌14日に既に公表済みの事例のほかに調査中の事例があると報告。
同27日朝、死亡に関する遺族からの相談が170件あると報告した。


●紅麹問題で新たに76件の死亡例
2024年07月03日 (水)
 小林製薬の紅麹含有製品による健康被害問題で新たに同製品との因果関係が否定できない死亡例が76例あったことが、厚生労働省から公表された。
同社は3月22日に腎疾患等が発生したとの報告があったと発表後、5例の死亡例を報告したが、その後報告はなかった
 厚労省に健康被害の状況を毎日報告するはずが、同社は6月14日に死亡例について他に調査中の事例があると報告。同28日に突然76件の死亡例が公表される異常事態となった
 同社は当初から健康被害の公表が遅れて批判を受けた。社内調査検証体制を発表し、着実に取り組みを進めているはずだった。
それが突然の76人の死亡例報告に武見敬三厚労相が「もう小林製薬だけに任せておけない」と激怒したのは当然だろう
 結果的に対応能力のなさを示した格好で、国主導の調査体制が取られることになり同社の社会的信用も失墜した。
突然の急展開は紅麹問題の根深さを実感する。もう同社は一つの対応間違えも許されない危機的状況に追い込まれたことは間違いない。



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